聞き取り困難症・聴覚情報処理障害(LiD/APD)の娘。ロジャー(補聴援助システム)購入しましたぁ!

APDと共に
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 こちら↑の記事でも紹介した、補聴援助システム ロジャーフォーカスⅡを購入しました!

レンタルの申し込みや購入までの必要なもの、価格、割引、ランニングコスト。
実際に使い始めての感想をレビューです!

まずは、試聴機のレンタル

 「欲しい!買います!」と言うわけにはいかず、まずレンタルでの試聴から始まります。
レンタル期間は、2週間。
・・・・とは言っても、試聴機が店舗に到着して受取り、返却するまでが2週間なので、実際に手元にあったのは1週間ほどでした。

娘は電池式を購入予定だったので、試聴機も電池式をお願いしました。

貸し出されたセットは、下の5点。

・ロジャーフォーカスⅡ(電池式)2台
・ロジャーフォーカスⅡの専用ケース
・ロジャーセレクトと充電用コード
・ロジャーセレクト用ポーチ
・交換用電池8個入り    (説明書なし)

また、¥1万/台の保証金が必要で、合わせて¥2万を預けました。

 一般的な補聴器は、使用者の聞こえに応じて設定が必要らしいですが、ロジャーは設定不要で娘はそのまま装着して帰ってきました。

 帰り道の電車の中から
「こんなに聞こえるの?!ってびっくり!嬉しい🎵」
とLINEが届いたときは、これでLiD/APDの問題は解決☆とガッツポーズでした!

でも、自宅に着いた娘が

「やっぱりいいかどうかわからない。LINEのあと、急ブレーキのブレーキ音が飛び込んできて、今も鼓膜がおかしい。聞こえる音の調整ができないからびっくりした。」

と言われ、あっという間に私もしょんぼり😞

いやいや・・・・落ち着け、私。

健常な耳でも大きな音に驚くし、鼓膜がおかしくなることもある。
娘特有の0か100かでの物事の考え方だろうと、考え直しました。

娘にも説明し、納得。
1週間の間に、大学の講義で2日間、自宅でテレビを観たり、ロジャーセレクトとPCをBluetooth接続して、ZOOMを試したりといろいろな場面を想定して試してみました。

 試聴してみて、やはり断然に効果があったのが大学の授業!
「聞き取りやすいし、集中できる!」と娘は大喜びでした。
ぼそぼそと話す先生は聞こえづらいと言いましたが、健常な耳でもそれは同じように聞こえづらいので、気にしないことにしました。

いろいろ試してみると、やはり万全だったわけではありませんでしたが、自分の使い方を見つけ、慣れることも必要という点が分かりました。

購入へ

 試聴の結果、購入することを決めました✨ 

高価な機器なので娘は遠慮しましたが、それは問題が違うね、と話し合いました。

購入したのは、

ロジャーフォーカスⅡー312(電池式・ベルベットブラック)×2台 ¥64680×2=¥129360
ロジャーセレクト(シルバー)×1台 ¥140800
合計¥270160(税込)

そこから、学生割引適用!15%オフ✨で ¥229636 になりました~!
学生バンザイ😭

ロジャーは、身体障碍者の補助の適応がほとんどの市町村で受けることができません。
娘が適応された「学生割引」について調べましたが、国や障碍者などの措置には特に見当たらず。
もしかして、購入店舗による割引かもしれませんので、ご確認ください。

到着♪

 そして!届きましたぁ~~✨

ロジャーフォーカスⅡ(受信機)

セット内容
 (写真は両耳の2セット分です)
・本体
・スリムチューブ4.0
・交換用耳栓
・専用ケース
・耳栓掃除用ブラシ

ロジャーフォーカスⅡセット内容

 

ロジャー本体

 電池式は、3色しか選べません。

レンタルはシルバーでしたが、購入は黒を希望。

すこし艶消しなので、かっこいいです。

ネイルシールを貼ろうかと考えているみたい。

装着しているところ
髪に隠れるサイズ

装着してみると、予想以上に小さい。
女性の場合は、髪の毛で隠れてしまうサイズですね。

電池の挿入口は、電源にもなっていて、使用していない時は解放しておけば電源オフになり、電池の消耗を防ぐことができます。

本体閉じている
本体開放している

 試聴機の時、説明書がなかったためよく使い方がわからないかったのですが、やはりボリューム調整は可能で、本体の上部分を指で押すことで調整できます。

ロジャーセレクト(送信機)

セット内容
・本体
・充電用スタンドとUSBケーブル
・デジタル音声用コード
・アナログ音声用コード
・ホルダー(クリップ式、吊下げ式)
・ポーチ

ロジャーセレクトセット内容

 セレクトは、マイクが6か所あります。
話し手が話すと全方向マイクが起動しますが、手動で聞きたい方向を切り替えて周囲の雑音を低減することができます。

セレクトの形状とライトの色、光り方で宇宙船のように見えて綺麗。
また、充電用のスタンドの名称が「ドッキングステーション」と説明書に記載されていて面白い((笑)

ランニングコスト

電池は、とても小さい😭
高齢者や指先に問題がある場合は、電池交換に時間がかかったり困難であったりするかもしれず、充電式が適しているかもしれません。

サイズ比較

 娘が購入した電池式に関しての情報になりますが、週3日8講義で合計12時間。
ZOOMの講義1.5時間(イヤホンを使用)を除いて、10.5時間ロジャーを使用。
新しい電池に入れ替えてだいたい1か月は持つ感じ。
(現在は、他の日常生活では使っていないみたいです)

楽天市場で購入して、¥2090/60個
約¥35/個になるので、両耳で¥70になります。

¥70/月
60個を使い切るのに2年半?(;’∀’)

まぁ、使い慣れて日常生活でも活躍し始めるともっと使うことになるでしょうけれど、ランニングコストは良さそうですね!

感想

 必要なものだから、値段に糸目は付けない・・とは、とても言えない値段です。
障碍者の補助も受けられないし😢

でも、使用を始めた娘が
「集中がしやすくなって、勉強がまた楽しくなった!」
と言ったことは、本当に嬉しくて、やはり購入してよかったと思います。 

現在は治療法がなく、日常生活の困難に直結するLiD/APD。

ロジャーを使うことで問題が解決したわけではないけれど、でも「ロジャーがあるから」という安心感を持つことができたようです。

気持ちの強さにつながればいいな、と思います。

 ここまでお読みいただき、ありがとうざいました。
コメントなどいただけたら、励みになります。
よろしくお願いします。

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