先週、大きな出来事が起こりかけた。
起こりかけた・・・ということは、なんとか対応ができて、その後問題はなく終われたということなのですが。
その時のことを振り返り続けた1週間。
無事通り過ぎることができたけれど、あの対応で本当によかった?
もっとできたこと、やるべきことあったな。
マニュアル作らなきゃ。
事なしで終われた今回のことをいい教訓にしないと。
私の使命とばかりに
そんなことばかり
考えていた。
そんな今日、保健室でひとり休憩中に、ドアのガラスをひょこりとのぞく影。
「ん?だれかな?」と思っていると、遠慮がちに入ってきたのは、1週間前に起こりかけた出来事の当事者の嘱託保育士さん。
泣きながら、
「先週のことが頭から離れない。
ほんとうに大丈夫かなぁ~」と。
あぁぁぁぁぁ~~~~、やってしまったぁ。
そうだよね、1週間不安だったよね。
担任にも相談できないままいたようです。
一番フォローしてあげないといけない人を見落としてしまっていた。
そのあと何事もなかったから、園としての振り返りもしないまま、当事者の先生の思いは置いてけぼりで、日々に紛れ終わりかけていた。
そのことに違和感を感じていたし、これではだめだと思ったから、マニュアルやなんだと考えていたんだけど、園を動かす前にまず私が対応できたのは当事者の先生だった。
担任と私の関係が微妙なもんだから、頭の片隅にちらつきながらも踏み込めずにいたなぁ~。
時間をかけて、話しました。
私の言葉でどれだけ気持ちが落ち着いたかはわかりませんが、
「思い切って話しに来てよかった」と言ってくれました。
そして、
「看護師さんがいてくれるっていうことは私たちの安心なんです。
先生が『大丈夫』って言ってくれることで、どれだけ私たちがホッとしていることか」
と言ってくれました。
その言葉自体がもちろん嬉しくありがたいことで、そして、その言葉が看護師がこども園にいる意味なんだと。
普段の小さな小さなケガ。
微妙な発熱。
時によりめんどくさがられたり、はねられたり。
正直、看護師必要?って何度も思ってきましたが、私の何気ない
「大丈夫!大丈夫!」を必要に思ってくれている保育士さんもいたんだと。
保育士さんの気持ちの拠り所。
それも看護師が「こども園」「保育所」にいる意味なのだ、と。
これからも、保育士とのバトルは続くでしょうが、保健室をひょっこりと覗きに来てくれる先生の拠り所になれるようにがんばろっと!
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